疾患詳細
線維筋痛症・慢性全身痛
痛む部位が多くても、治療の中心軸は明確に見出すことができます
- 複数部位の痛み
- 軽い接触でも痛む
- 朝のこわばり
- 睡眠・疲労の悪化
- 治療後の急速な再緊張
SUMMARY
ひと目で見る診療案内
首・肩・背中・腰と手足が交互に痛み、軽い刺激も強く感じる場合、痛む部位を一つずつ追いかけて治療するだけでは不十分なことがあります。
ソイアン韓医院は、圧痛の範囲、神経系の過敏反応、全身の緊張と体質・睡眠・回復力を多角的に診察し、治療直後の変化を確認しながら積極的に治療します。
DETAIL GUIDE
複数部位の痛みと神経系の過敏をこのように治療します
あちこちが痛む患者様に対しては、痛みを部位ごとに追うだけの治療は行いません
線維筋痛症と慢性全身痛は、首・肩・背中・腰・腕・脚など複数の部位が繰り返し痛み、押されたときに通常の刺激でも強い痛みとして感じられる状態です。朝起きても体が重く、頭がすっきりしない(ブレインフォグ)、あるいは活動後の回復が遅いといった症状が伴うこともあります。
痛む部位が絶えず変わるからといって、原因がないわけではありません。繰り返される痛みと睡眠不足、全身の緊張が重なると、神経系が小さな刺激にも過剰に警戒し、痛みを過大に受け取るパターンが定着してしまいます。
ソイアン韓医院は、今日一番痛む1か所だけを治療して終わらせることはありません。痛みが始まる部位と広がる順序、体が再びこわばる速度、疲労・睡眠・消化やストレスに伴う変化を併せて観察し、現在の痛みを増大させている中心パターンを見つけ出します。
圧痛の範囲と神経系の過敏、体質と回復力をその場で確認します
診察室では首や肩だけでなく、胸郭・腹部・背中・骨盤や手足の圧痛と緊張を診察します。軽い接触をどの程度不快に感じるか、関節を動かしたときに痛みがどの範囲まで広がるか、起き上がりや歩行動作でどこに過剰な力が入っているかも確認します。
同じ全身痛であっても、上半身の熱感と緊張が顕著な患者様、体が冷えて気力が低下している患者様、不眠や動悸が強い患者様、消化が弱く活動後に疲れ果ててしまう患者様では、治療の方針が異なります。
治療の前後には、圧痛点の強度と範囲、体幹や腹部の緊張、首・腰の可動性をその場で比較します。初回の治療でどのような刺激と治療軸に体が反応するかを確認することで、その後の治療の中心をより正確に定めることができます。
鍼・薬鍼・漢方薬および顎関節バランス療法を反応に応じて選択します
体質鍼は全身の圧痛と緊張、冷えや熱感、疲労反応を総合的に調整し、治療直後に体が軽くなり動きが楽になるかを確認します。痛みや圧痛が集中している部位や、体幹・腹部の深部の緊張が顕著な場合は薬鍼を併用します。
漢方薬は単に元気を補う滋養強壮薬としてのみ用いるのではありません。神経系や筋肉の過度な緊張を和らげ、睡眠・消化および活動後の回復を同時に治療できるよう、体質と現在の状態に合わせて処方します。
痛みが2か所以上で繰り返され、鍼・薬鍼の後に一時的に楽になってもすぐに全身が再びこわばる場合は、顎関節バランス療法の重要な適応基準となります。顎関節のバランスを整えた際に首・体幹・手足の圧痛、可動性や呼吸が明らかに変化する患者様に適用し、神経系が過剰に緊張するパターンを安定させます。
脊椎・骨盤や胸郭の代償動作が固まっている場合は、FSC推拿療法を必要な分だけ併用します。患者様の過敏さや初回の治療反応に応じて刺激量を調整し、すべての治療を一度に行うことはしません。
痛みが軽減した後、活動と睡眠が実際に回復するよう治療します
線維筋痛症の患者様は、痛むからといって活動を完全に控えてしまうと筋力や体力がさらに低下し、逆に体の状態を無視して急に運動量を増やすと痛みや疲労が著しく悪化することがあります。
まず鍼・薬鍼・漢方薬と軸の治療によって痛みと全身の緊張を軽減させ、患者様が無理なく行える範囲内でウォーキングや軽い筋力活動をつなげていきます。運動量は固定の基準を強要せず、翌日の痛みや疲労、回復時間を見極めながら調整します。
睡眠も重要な治療目標の一つです。痛みが和らいでも寝つきが悪く、夜中に何度も目が覚めたり朝すっきり回復しない場合は、体質漢方薬と神経系の緊張治療の比重を調整します。痛み・活動・睡眠が良い循環で結びついてこそ、日常生活の回復が安定して維持されます。
痛みのない時間と再びこわばる速度で経過を判断します
線維筋痛症と慢性全身痛の経過を、1回の痛みスコアだけで判断することはありません。
- 圧痛の範囲や接触に対する過敏さが軽減しているか
- 朝のこわばりや体の重だるさに変化があるか
- 痛みのない時間や楽に動ける時間が増えているか
- 睡眠後の回復感や活動後の疲労感が改善しているか
- 家事・仕事・外出を継続できる範囲が広がっているか
- 治療後に体が再びこわばる速度が遅くなり、痛みの再発間隔が延びているか
ソイアン韓医院は、痛みを一時的に覆い隠すだけでは終わりません。過敏になった神経系と全身の緊張を治療し、体質に合わせて回復力を補うことで、複数部位に痛みを抱える患者様でも体に不安を感じることなく、快適に過ごせる時間を増やしていきます。
CONSULTATION
現在の状態を一緒に確認しましょう
複数部位の痛みが繰り返され、治療後に体が急速に再緊張する場合は、圧痛や疲労・睡眠だけでなく、神経系の緊張と顎関節・脊椎の反応を併せて確認してみてください。